私たちは、北部ハノイから列車で約3時間のところにあるニンビンへ行く手段としてベトナム南北統一鉄道を利用しました。本記事では、れちゃが今回の旅行で一番楽しみにしていたベトナム南北統一鉄道の寝台車に乗車した感想を紹介します。
人生初寝台車楽しみすぎる!
れちゃ、寝過ごしたらあかんで…
ノイバイ空港からハノイ駅へ
行きしなのスケジュール
空港からハノイ駅までは、バスやタクシー、送迎車などで行く方法があります。空港に着いた私たちは、ハノイ駅へ向かうバスを見つけました。
安く済むからラッキーと思っていたのは束の間、運転手不在のまま10分程経過し、いつ出発するのかわからない状態でした。
15時30分発のニンビンへ向かう列車に乗らなければならない私たちは、バスは諦めて配車アプリのGrabを利用しハノイ駅まで行きました。
ハノイ駅に着いたのは、14時00分頃でした。
市内出るのに90分はかかると思ったほうがいいかも…
- 09:20
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関西空港を出発🛫
- 12:20
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ハノイ ノイバイ空港へ到着
空港からハノイ駅まで約45分 - 15:30
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ハノイ駅を出発🚃
- 17:43
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ニンビン駅へ到着
空港のピックアップ場所が大変混雑している為、空港内へタクシーが到着するまでに15~30分かかります。
また市内へ向かう道も大変混雑しますので、時間に余裕をもって市内へ移動してください。
ハノイ駅周辺でのおすすめランチ
乗車まで時間が1時間以上あったので、ハロン駅前にあったお店で遅めのランチをしました。
本来行く予定にしていたお店が、営業時間外だったため、2軒隣にあったベトナム料理のお店に入りました。大きい荷物を持っていた私たちに、お店の方が気を遣って中のテーブル席に案内してくれました。ありがたい!
ベトナム料理の定番であるフォーを食べました。これが、めちゃくちゃ美味しくて感動しました。パクチー嫌いなれちゃろでも、パクチーを楽しみながら食べることができました。
れちゃはフォーガー(チキンのフォー)、ちゃろはフォーボー(牛肉のフォー)を食べました。
ハノイ駅構内の様子
ベトナム南北統一鉄道は利用者がとても多く、ハノイ駅構内はかなりの混雑で、改札はご覧の通りです。
ハノイ駅構内の片隅には待合室もありますが、早い時間あから多くの人でごった返しているので、とても利用できません。そのため、すぐに搭乗口に並びます。
ハノイ駅構内は、とても広々としていて綺麗で、ハノイ市内のごちゃごちゃした感じとはまた違った雰囲気が広がります。構内に入ると正面には、電光掲示板で時刻表があり、旅行者にもとても分かりやすいです。時刻表は、ベトナム語と英語の両方での記載があったので、とても助かりました。
ハノイ駅は、列車ごとに改札口が分かれていますが、それも時刻表に書かれているので、ご安心ください。私たち利用するのはSE5便で、改札口は1Cだったので駅に入った目の前にありました。ラッキー!
ハノイ駅からニンビン駅へ
ハノイからニンビンへの交通手段は、乗合リムジンバスやベトナム南北統一鉄道があります。
私たちは、今回、れちゃが乗ったことのない寝台車に乗ることを目的としていたので、ベトナム南北統一鉄道を利用しました。乗車チケットは、事前に座席指定をしてネットで購入しました。
バスより列車のほうが、時間はかかりますが、ニンビンに着くのが夕方だったので、問題ありませんでした。料金も日本の寝台車に乗ることを考えると安すぎます…。
席選び楽しかった…
乗合リムジンバス | 南北統一鉄道 |
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料金 普通席:¥680~ VIP席:¥1300~ 乗車時間 90分~120分 | 料金 普通席:¥1300~ 寝台室:¥1800~ 乗車時間 130分~180分 |
乗車時の様子
乗車の仕方は、日本の特急と同じです。私たちは、3号車なので、扉横に掲げられている数字のプレートで【3】を探します。
無事に3号車を見つけると、たまたま扉前に立っていた車掌さんにチケットに記載の号車番号を確認してもうことで、中へ乗車することができます。
初東南アジアで初寝台車…ワクワク
車内の様子
私たちは座席指定の際に3段ベッドの下段を選択しました。2段ベッドはよく聞きますが、3段は初めてです。縦の高さが低くなるので頭をまっすぐにできません。
そして、修学旅行のタイミングと被ったのか、地元の高校生がたくさん乗車しています。その子たちと同室だったので、どうなることかと思いましたが、皆静かに乗っていました。おかげで、爆睡することができました。最高!!!
れちゃ、感動…(笑)
乗車時の荷物について
寝台車とは言いつつも部屋自体が狭いので、荷物を置くスペースがあるのかを心配していましたが、荷物置きの棚が上部にちゃんとあるので、大きめのスーツケースで乗車しても大丈夫です。また、ベットの下も荷物が置けるようになっていました。
私たちは、弾丸バックパック旅行でベトナムへ来たので、自分のベッドの足元に置いていましたが、ベッドの長さは日本人には十分な長さなので、リュックなどの荷物を置いても、しっかり足を伸ばすことができます。なんなら、バックに足を置いて疲れをとっていました。(笑)
部屋の雰囲気
私たち、3段ベッドの部屋はこんな感じです。
シーツがかかった布団や枕、かけ布団まで用意されています。まさか、ここまで綺麗な車内だとは列車の外観からは正直思っていませんでした…。
読書灯が各ベッドに備えられていて、空調も効いているので汗をかくことなく過ごすことができます。ひんやりした車内に入ると、空調ってやっぱり大事だなと感じる瞬間です。
帰りの列車の個室は、照明が暗く、ベットに小さな虫がいたり、エアコンが効きすぎてたりで、大変でした。
2ページ目に記載してありますので、よければご覧ください。
さらには、机、可愛いお花、車内Wi-Fi、そして充電口が用意されています。これは嬉しいですね。ただ、私のベットの充電口は、死んでいて充電不可でした…。
まあ、こういう運ゲーみたいな感じが、ベトナムらしくて好き。
また、南北統一鉄道では車内販売もあり、部屋に置いてあるQRコードから注文できます。遠距離移動でも、手ぶらで乗車できるのが嬉しいですね。簡易的なトイレもあり、日本の公衆トイレより汚いですが、用を足すだけなので何の問題もありません。
乗り心地について
出発して町外れに出るまでの30分間と到着する30分前は、激しい横揺れが起こります。台風前の荒れた海の船に乗っているような感じです。普段、乗り物酔いしないれちゃが、あまりの横揺れに乗り物酔いしないかビビってました。結果、揺れはましになり、到着まで大爆睡していたので大丈夫でした。ただ、揺れがましになるといっても、日本の列車ほど揺れを感じなくなるわけではありません。普通に揺れてます。逆に、れちゃは、その揺れが程よく心地よかったです。
ニンビン駅
列車に揺られて2時間30分。
まだ明るいうちに、目的地ニンビンに到着しました。ニンビン駅にはハノイ駅のような改札はないので、そのまま白い柵の間を通って出て行って大丈夫です。
最初は心配になりながらも、私たちはとりあえず降りた人について行きました。(笑)
ニンビン駅前は、一通りが少なく、旅行者はタクシーのしつこい勧誘のターゲットになりやすいので、しっかりと手段を確保していることを伝えて気を付けてください。
ニンビン駅からハノイ駅へ
ニンビンめっちゃいい場所やった!!!!
帰りも行き同様、ベトナム南北統一鉄道を利用しました。
行きの乗車時間は2時間30分でしたが、帰りの乗車時間は3時間を超えていました。ニンビン駅は、とても静かでした。駅構内に、小さなコンビニがあったのでアクエリアスの炭酸飲料を買いました。美味しかったです。
ニンビン駅へは、乗車予定時刻の15分前に着きましたが、列車は来ていませんでした。しばらくすると、少し遅れて列車が来ました。
車内の様子
部屋の中は、クーラーが効きすぎていて寒かったので、ちゃろから上着を借りて、寒さを凌ぎました。想像以上の寒さなので、上着を忘れずに持参してください!!
常夏とは思えないような格好で寝てました。
上着貸してくれてありがとう!!
震えてたからびっくりしたよ
帰りの列車でよかった点は、充電口が使えたことです。観光終わりだったので、充電ができて助かりました。
行きは3段ベットの部屋を選びましたが、帰りは疲れてるだろうということで、少しでも身体が休めるように2段ベットの部屋を選びました。
そして、部屋に入ってまず驚いたのは照明の暗さです。3段ベットの部屋より料金が高かっただけに、あまりの暗さにびっくりしました。
行きとは違い、壁が木目調だったので、余計に暗く感じたのかもしれません。布団を見ると小さな虫が歩いていました。ちょうど、トコジラミが世界的に流行っていた時期だったので、心配でしたが、嚙まれた様子もなかったので、ただの小さな虫でした。(笑)
さいごに
この長いブログを最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
正直、ベトナムの寝台車のクオリティなめてました…。ひとこと、最高でした!!海外で公共交通機関を利用するときに、寝ないようにしているれちゃが大爆睡していました。ベットの硬さも程よく、枕もふかふかでした。
次、ベトナムに行く機会があれば、また利用したいと思います!次はツインの個室にして、もうすこし長距離で乗りたいな。(笑)
列車が好きな方、車窓の風景を見るのが好きな方、寝るのが好きな方、時間に余裕がある方、面白い旅がしたい方は、ぜひ、ベトナム南北統一鉄道を利用してみてください!
ベトナム旅行について
ベトナムに関する旅行情報を同ブログで紹介しています。
お時間がありましたら是非併せてご覧ください。
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