フィジーは約330の諸島から成る島国です。その内訳は日本と同じように、住民が多く住む大きな島から誰も住んでいない小さな無人島まで様々です。今回、私たちは数ある島々の中に日帰りで滞在できる無人島ツアーの存在を知り、実際に参加してきました。その島での体験や感想を滞在記として紹介します。
サウスシーアイランドとは
サウスシーアイランドはフィジーの本島であるビチレブ島の西部、デナラウ港から高速船で30分で行ける無人島です。また、デナラウ港はナンディ国際空港から30分の場所に位置するため、どのような旅行にも組み込みやすい距離だと言えます。
サウスシーアイランドは1周するのにたった10分という非常に小さな島ですが、海水プールやドリンクカウンター、バレーボールネット、ダイビングカウンター(別途有料)があり、1日飽きることなく楽しむことができる島です。
フィジーにはこうした日帰りで行ける無人島ツアーがサウスシーアイランドの他にも多くあり、それぞれの特色から訪れる島を決めることができます。
デナラウ港までの移動
サウスシーアイランドツアーはホテルまでの往復送迎がついています。サウスシーアイランドでは無料でアルコール類の提供もあるので、「飲みたい!」という方には送迎はとても嬉しいですね。なお、宿泊エリアが限定され、ナンディ地区・デナラウ地区・コーラルコースト地区いずれかに属するリゾートへの往復送迎となります。そのため、サウスシーアイランドへ行きたい時のホテル選びはご注意ください。
チェックインから島の移動まで
チェックイン
今回、私たちは事前にBELTRA(ベルトラ)というオプショナルツアー専門のサイトで予約しています。日本で料金は既に支払い済のため、必要なものは島で遊ぶためのグッズと予約バウチャーです。これは荷物を減らせてめちゃくちゃ便利ですね。
ただし、予約バウチャーを忘れてしまうと面倒なことになってしまうので、忘れずに日本で印刷して当日は持参するようにしましょう。
送迎車でデラナウ港に到着したら、サウスシーアイランドのツアーデスクを探しましょう。デナラウ港のツアーデスクはまるで空港のように窓口が多く、案内板が細かく出ているわけでもないので自身で探す必要があります。
目印は写真のような看板です。万が一、迷いそうな時は近くのスタッフさんに聞いてみるか、送迎車の同乗者についていくことをお勧めします。私たちが乗った時は皆さん目指すツアーデスクが同じだったので心配はないかと思います。
チェックインが無事完了すると手首にチケット代わりとなるバンドを手首に巻いてくれます。様々な無人島ツアーがある中で区別するためのものですので、ツアー終了までは絶対に外さないようにしましょう。
併せて高速船用のチケットも渡されます。高速船への搭乗はすぐ始まりますので、飛ばされないようにしっかり所持しておいてください。
高速船で移動
高速船は可愛い亀さんを目印にしてください。桟橋へ近づくと簡単な有人改札があります。そこで高速船の紙チケットと手首のバンドを見せて通過します。
高速船は屋内席と屋外席があります。指定席はありませんので、なるべく早く搭乗しましょう。私たちは船首側の屋上エリアに向かいました。「気持ち良すぎる!」思わず声が出てしまうような爽快感と天気の良さです。気温や風が特に問題なければ、屋外エリアはとても気持ち良いので是非向かってみてください。
私たちを含め、コーラルコースト地区のリゾートホテルから参加した方は一つ注意点があります。コーラルコーストはデラナウ港から離れた場所にあるため、デラナウ地区などから参加する方々とはタイムスケジュールが異なります。
コーラルコースト地区の参加者はデラナウ地区の参加者と同じ船ではなく、後発便で遅れて向かうことになります。復路も同様にコーラルコースト地区滞在者は、先にサウスシーアイランドを離れるスケジュールとなります。
何故この注意事項を申し上げるかというと、コーラルコースト地区からサウスシーアイランドツアーに参加すると、他の無人島ツアー参加者と高速船に同乗することになります。すなわち、別の島を経由してからサウスシーアイランドへ向かいます。
この区別にも手首バンドが重宝されますので、違う色の手首バンドをつけている方には誤ってついて行かないように気をつけましょう。その代わり、人が少なくなった船上で写真タイムを楽しめます。
小型ボートに乗り換えて上陸
いよいよサウスシーアイランドへ上陸しますよー!
サウスシーアイランドは桟橋がないため、小型ボートに途中乗り換えてビーチエリアに直接接地して上陸します。ボートから島を眺めると、ビーチ際から明るい音楽と元気な歌声が聞こえてきます。歌での歓迎はリゾートエリアの醍醐味ですよね。ついに、1周たったの10分でまわり切きれてしまう無人島サウスシーアイランドに到着です。
サウスシーアイランドでの過ごし方
サウスシーアイランドに上陸するとすぐ、ツアー参加者全員に対してのオリエンテーションが行われます。素晴らしい景色にテンションが上がり、どこかへすぐ行くことは無いようにしましょう。オリエンテーションでは、サウスシーアイランドでの過ごし方やルール、アクティビティや飲食の情報、帰りのお迎え時間などの基本情報を伝えてくれます。
アクティビティ
サウスシーアイランドにはバレーボールネット、ダイビングカウンター(別途有料)など様々なアクティビティが用意されています。
私たちは、スノーケルグッズは無料で貸し出しがされていましたので、ダイビングカウンターでライフジャケットと併せて借り、誰も使っていないボートに乗りました。これが難しい。波ですぐ戻されるので難易度が高かったのですが、ボートからも魚を見つけられてとても楽しいです。
休息スペース
サウスシーアイランド内には多くの種類の休憩スペースが用意されています。パラソルブースやビーチチェア、クッションエリアやベンチなど様々で、予約などはありませんので、空いているところで好きなスタイルのものを確保しましょう。
小さな島なので治安は良く、荷物をポーンと場所取りのために置いていても、私たちは特に問題ありませんでした。
フード&ドリンク
ランチタイムは決まっていて、指定時間になるとバイキング形式で好きなものを食べていくスタイルになります。
サラダなど選択肢は多く用意されていて、どの味付けも美味しいです。肉類などに関してはBBQスペースでスタッフさんが調理されていて、出来立て熱々のホットミールを選ぶことができます。
この日はとても日差しが強く、少し遊ぶととても喉が渇いてしまいます。こんな時にキンキンに冷えたドリンクを何杯でも無料でいただけるのは助かります。
お昼の時点で顔が真っ赤になっているおっちゃん達も多く見られました。
ビールには最高の気候!
サウスシーアイランドツアーの予約方法
サウスシーアイランドへ行くツアーの申込みは基本的に下記3つの中から選ぶことになるのではないかと考えています。私たちが今回利用した予約方法は現地オプショナルツアーを専門にした予約代行手配サイトのVELTRAです。
- BELTRA(ベルトラ)
- 滞在先リゾート先
- ツアーパッケージを予約した旅行会社
VELTRA(ベルトラ)
VELTRA(ベルトラ)は、日本国内や海外の現地オプショナルツアーを14,000種類以上の中から自身で選んで予約できる専門サイトです。世界遺産などを含めた観光ツアーはもちろん、ダイビングなどのマリンスポーツからゴルフなどに至るアクティビティまで幅広く予約することが可能です。サイト内は日本語対応で支払方法でクレジットカードを選択することができるので、どなたでも簡単にツアー利用することができます。予約後のアフターフォローもしっかりしていると思いますので、緊急時の対応などの良さから私は重宝しています。
メリット | デメリット |
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日本語対応で自身で選択できるツアーの幅が広く選択肢が多い。 | あくまで仲介での手配のため申込み時に即予約確定とは限らない。 |
滞在先リゾート先
リゾートホテルにはフィジーに限らずオプショナルツアーを予約手配してくれるサービスデスクが設定されていることが多いです。そのため、現地に着いてから何をしたいかを決めたいという行き当たりばったりの旅を好む方にはこうした方法が最もスムーズになるでしょう。現地の方が現地へ直接取り合ってくれる場合には、空席状況などが参加直前でも確認が取れるため、非常にフレキシブルな旅程を組むことができます。
メリット | デメリット |
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直前の対応であることから事前に予定を必ず決める必要がない。 | 人気ツアーだと既に満席となることや現地での支払方法が制限される場合がある。 |
ツアーパッケージを予約した旅行会社
海外パッケージツアーを販売している多くの旅行会社は飛行機やホテルの手配に併せて現地ツアーの販売を行なっていることが多いです。そのため、代金や旅程表をひとまとめにすることができ、旅程の情報をなるべく一つにまとめたい方には最適な方法です。また、一部の旅行会社では独自にオプショナルツアーを造成・販売している会社もあり、通常のツアーとは少し異なったものを選択できる場合があります。また、旅行会社の窓口を利用すれば対面で相談できるのも大きな利点と言えるでしょう。
メリット | デメリット |
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対面での日本語相談が容易で旅行代金をひとまとめにすることが可能。 | 手数料などで自身で手配するより高額になってしまうことがある。 |
さいごに
サウスシーアイランドは何処から見ても景色は絶景でのんびりした素晴らしい無人島です。島の中で全てが完結するので、何も心配事なく楽しんでホテルへ戻ることができました。様々な特徴をそれぞれ持つ現地ツアーはサウスシーアイランド以外にもたくさんあり、悩んでしまうことが多いかと思います。今回の投稿が皆様の旅の選択肢の助けになれば嬉しいです。
フィジー旅行について
フィジーに関する旅行情報は同ブログで他にも紹介しています。
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