世界で最も美しいビーチベスト10が目の前にあるヤツレリゾート&スパ【フィジー宿泊記】

本記事では私たちがフィジー旅行の際に実際選んだリゾートに焦点を当てて、その魅力や最高の滞在体験についてご紹介します。クリスタルクリアな南太平洋での贅沢なひとときや、他の滞在者との触れ合い、そして息をのむような自然美。思い出に残るアクティビティを分かち合えたら嬉しいです。

目次 | Contents

今回利用したリゾート

フィジー旅行では3泊5日のプランを組みました。その中で3泊全て滞在したのが、今回ご紹介するヤツレリゾート&スパ(Yatule Resort & Spa)です。

フィジーの本島、ビチレブ島の南西部にあるコーラルコースト地区にヤツレリゾート&スパはあり、アメリカ情報誌のランキングで「世界で最も美しいビーチベスト10」に選ばれたナタドラビーチが目前の視界に広がるビーチリゾートです。ナンディ国際空港まで車で約40分の場所に位置します。

周辺にはコンビニやスーパーなどが一切なく、人里から離れた地域にあるため、食事は基本的にリゾート内で完結します。また、隣にはインターコンチネンタルフィジー ゴルフリゾート&スパ(InterContinental Fiji Golf Resort & Spa)があります。

ヤツレリゾート&スパについて

36棟のフィジーバンガロー、プールやスパ、レストランがあり大きな建物が一切ない平家建てのみのリゾートです。そのため宿泊者の人数は極めて少なく、ゆったりとした時間が漣や木々、鳥の音と共に進んでいきます。

部屋タイプ分けはシンプルで下記3つのタイプで分けられています。中にはコネクティングルームになっている仕様もあり、大人数での宿泊にも柔軟に対応できるようになっています。今回、私たちは価格的にも一番リーズナブルでコスパの良いプールビューを選択しました。

部屋タイプ

  • デラックスビーチフロント
  • ビーチフロント
  • プールビュー

フィジーの本島、ビチレブ島の南西部にあるコーラルコースト地区はサンセットが最も美しいエリアの一つでもあります。リゾート中心部にはプールや広い庭があり、天気が良ければそのエリアから南太平洋に沈む綺麗な夕日を見ることができます。昼間にはその庭でアクティビティを実施していたり、日光浴を楽しむ宿泊者がたくさんいます。

そして、トリップアドバイザーでは2023年のベスト・オブ・ザ・ベスト(Best of the Best)にも選ばれ、世界中の旅行者が総じて高評価をしている人気上昇中のリゾートです。

ロビー

ナンディ市内から送迎車に乗り40分程でリゾートの玄関に到着です。途中は移動疲れで持ち込んだハンバーガーをを片手に爆睡していました。

最後の5分は未舗装の道を進んでいくのでまるでアトラクションのようです。ハイエースタイプの車だったため、笑いが止まらなくなるくらいに身体とスーツケースが飛び回ります。(笑)

ナンディ国際空港からホテルまでの送迎車
ナンディ国際空港からホテルまでの送迎車
ヤツレリゾート&スパ ロビー
ヤツレリゾート&スパ ロビー

車から降りると歓迎の歌があり、最後に大声で「ブラ!(Bula!)」と元気な挨拶を受けて中に入っていきます。

ロビーは屋根のみなのですが、ナタドラビーチまで一直線に吹き抜ける構造になっていて、さっそく素晴らしい光景が目に入ってきます。この景色が絶景で、滞在の始まりの気持ちをとてもワクワクさせてくれます。

ロビーを出ると出ると広い人工芝のエリアが目前に広がります。ふさふさの芝生は靴で歩いても気持ち良いですし、裸足でも微かに冷んやりと感じられてとてもリラックスできます。緑豊かな敷地は自然に溶け込んだ涼しげな時間が優雅に流れます。

正面に見えている三角屋根の建物が今回、宿泊するお部屋になります。とても可愛らしく自然に溶け込んだデザインです。

ヤツレリゾート&スパ 景色
ヤツレリゾート&スパ 景色

部屋

内装はとてもシンプルです。高級リゾートがお好きな方には正直物足りなさを感じてしまうかもしれません。しかしながら必要な設備はちゃんと備わっていて、清潔感もしっかりあります。ベッドにはブラ!(Bula!)と歓迎の言葉が草で表現されていてとても可愛いです。「南国に来たなあ。」と改めて実感できます。ベッドの材質もふかふかで寝心地で困ることはありませんでした。

ヤツレリゾート&スパ 部屋
ヤツレリゾート&スパ 部屋
ヤツレリゾート&スパ 部屋からの景色
ヤツレリゾート&スパ 部屋からの景色

部屋には大きなドアがついていて、そこから外へ出るとテラス席と大きな庭が見えてきます。部屋の向きが良かったので、プールビューと言いつつも奥に広大なナタドラビーチまではっきりと見ることができます。

宿泊者の殆どは玄関ドアを使わずテラスのドアから出入りをしていて、私たちもすぐに真似ていました。それくらいにスタッフや宿泊者に良い人が多くて安心できるということですね。

とても素敵なお部屋ですが、シャワールームにバスタブはありませんのでご注意ください。

レストラン

結論から言うとヤツレリゾート&スパ(Yatule Resort & Spa)のレストランは美味しくて超おすすめです。屋内とテラス席があり、テラス席からは部屋と同じくナタドラビーチが目前に広がります。隣のインターコンチネンタルフィジー ゴルフリゾート&スパ(InterContinental Fiji Golf Resort & Spa)からもビーチを経由して食べに来る人がいるくらいに味に定評のあるレストランです。

朝食

朝食は決められた時間内であればいつでも利用可能です。空いている席に座るとスタッフが来てくれるので、部屋番号を伝えます。パンや果物はバイキング形式で自由に取ります。ホットミールは注文式となっていて、なんと厨房で注文後に調理をして持ってきてくれます。ホットミールは下記の3つから選ぶことができます。

ちゃろ

卵料理を選んだら更に4つの調理方法から選べます

  • バナナパンケーキ
  • フレンチトースト
  • 卵料理+副菜
    (フライドエッグ or ポーチドエッグ or スクランブルエッグ or ボイルドエッグ)

私たちは卵料理を選んでいましたが、副菜も含めてボリュームたっぷりで毎朝お腹いっぱいになっていました。出来立てなので温かくふわっとしていて申し分なく美味しかったです。

もし、そこまでお腹が空いていなくても「副菜のこれだけ食べたい。」とスタッフに伝えておくと、しっかり調整して持ってきてくれます。こうしたサービスも嬉しい点ですよね。スタッフは皆親切でニコニコしていて朝から気持ちの良い時間を過ごせます。

ヤツレリゾート&スパ 朝食
ヤツレリゾート&スパ 朝食

長期滞在でも飽きることはありません。

昼夕食

昼夕食はアラカルト形式になっていて自身の調子に合わせて多様に選択できます。メニューの幅はとても広く、インド料理や中華料理などのアジアン料理、パスタやハンバーガーなどの欧米料理まで様々あります。

昼食の一例として、私たちはナシゴレンを頼んでみました。ご飯の炒め具合は熱々で、とろっとした半熟の卵、スパイスの効き具合が良く完璧でした。

ヤツレリゾート&スパ ナシゴレン
ヤツレリゾート&スパ ナシゴレン
ヤツレリゾート&スパ タンドリーチキン
ヤツレリゾート&スパ タンドリーチキン

夕食は主にインド料理を頼んでしました。国柄としてもインド系フィジー人が多いことからインド料理の美味しさは特に好評のようです。

隣テーブルのファミリーがタンドリーチキンを頼んでいて、とても美味しそうだったので注文してみました。はい、優勝です。これは宿泊した際に頼んでください。スパイスが強く効いて火入れも抜群です。香ばしさと後からくる旨みと辛さのコントラストが素晴らしく、めちゃくちゃ美味しいです。

レストランから見ると、ロビーを挟んで反対側にはバーも併設されています。お食事のあとはバーへ移動して波の音を聴きながら、フィジーゴールドビールを飲むと最高のひとときを演出してくれます。カクテルなどの注文もできますので、お好みに合わせてバーでの時間も楽しんでください。

ヤツレリゾート&スパ バー
ヤツレリゾート&スパ バー

ビーチ&プール

アメリカ情報誌で「世界で最も美しいビーチベスト10」に選ばれたナタドラビーチが目前に広がるヤツレリゾート&スパ(Yatule Resort & Spa)では、芝生のエリアに椅子やヨギボーのようなソファがたくさん用意されていて、宿泊者は用途に合わせて各々場所を移して利用しています。

また、地元の方が乗馬体験をビーチ沿いでしています。天気が良いとこんな素敵な写真も撮れてしまします。ただし有料です。

ヤツレリゾート&スパ からのナタドラビーチ
ヤツレリゾート&スパ からのナタドラビーチ
ヤツレリゾート&スパ からのナタドラビーチ
ヤツレリゾート&スパ からのナタドラビーチ

ナタドラビーチは少し大粒の白砂で構成されていて、青々とした南太平洋の海とのコントラストが素晴らしいです。なお、引き波が強めなのでファミリーに問わず大人でも少し注意が必要な印象です。ライフジャケットはリゾートから借りられるので忘れず着用しましょう。

荒天時は無理せずに。

天気が良ければ夕刻は絶対にナタドラビーチへ向かいましょう。ナタドラビーチは西向きに面しているため雲が無ければ最高のサンセットを眺めることができます。夕日を感じながら写真を撮るのもよし、芝生や椅子に座って寝るのもよし、ビール片手にバーから眺めるのもよし、ナタドラビーチの美しさが詰まった時間を楽しむことができます。

ヤツレリゾート&スパ 芝生からの風景
ヤツレリゾート&スパ 芝生からの風景
ヤツレリゾート&スパ プール
ヤツレリゾート&スパ プール

プールはとてもシンプルですが、浅いところと深いところがあるのでファミリーでも使用可能です。そばにはプールバーがあるのですが、スタッフが常駐しているわけではないのでベンチ感覚で利用するのが良いかもしれません。

れちゃ

日光浴はとても気持ち良くてこの後は寝てしまいました

ナタドラビーチ向きにビーチチェアがありますので、日光浴をしながら読書、なんていう贅沢な時間の使い方ができます。煌びやかなところではないため、本当に自然という中で過ごすことができます。

アクティビティ

アクテビティは決して多いとは言えないのですが、そもそもゆっくりリラックスをしたいという方が多く好むような環境にあるリゾートですので、私たちはむしろ十分だったという感想です。

ロビー付近に黒板ボードが立てられていて、そこで当日のアクティビティの予定を確認することができます。

ヤツレリゾート&スパ アクティビティ
ヤツレリゾート&スパ アクティビティ
ヤツレリゾート&スパ バレーボール
ヤツレリゾート&スパ バレーボール

私たちは夕方からのバレーボールに参加しました。ビーチバレーとは違い、芝生のスペースにネットを張りますので気軽に参加ができます。特に申込用紙や予約をするという流れはなく、ホテルスタッフの方が「バレーボール始めるよ〜!」という感じで誘ってくださるので、一緒に準備をして遊んで片付けるといった流れです。

私たちが参加した時は、オーストラリア人ファミリー3人との一騎打ちとなり、接戦の結果、スタッフを含めた私たち3人のチームが勝利しました!

スパ

ヤツレリゾート&スパ(Yatule Resort & Spa)はスパ体験も準備されていて、アクティビティと同様に黒板にメニューと各々の金額が書かれています。また、フロントにはより詳細なスパメニュー表が用意されています。

全身や部位、施術時間など自身の希望に沿って選択ができます。予約はロビーのフロントにて受け付けていますので気軽に相談してみてください。

ヤツレリゾート&スパ メニュー
ヤツレリゾート&スパ メニュー
ヤツレリゾート&スパ スパ受付
ヤツレリゾート&スパ スパ受付

スパ専用の建物も客室と同様のデザインになっています。中に入ると良い香りのする受付スペースが用意されていています。

アジアンテイストな内装となっており、私たちは海外リゾートに居るんだという感覚を屋内でもしっかり感じられる作りになっています。一つ一つの家具も可愛くて、こんな部屋が日本でも作れたらなと感じるばかりです。

予約時間になって呼ばれた奥にはしっかり個室に分けられた施術部屋が複数あります。清潔感があるお部屋でとてもリラックスして寝転ぶことができます。

一部屋に2台のベッドが用意されていますので、夫婦やカップル、友達同士で一緒にスパを受けることが可能です。私たちも施術中はお互いの感想を話し合いながら楽しませていただいきました。

ヤツレリゾート&スパ 施術
ヤツレリゾート&スパ 施術
ヤツレリゾート&スパ スパ外観
ヤツレリゾート&スパ スパ外観

フィジー人の手は日本人とは比べ物にならない程にしっかり厚みがあり、パワーもしっかり感じられます。私たちもオイルをたっぷり使い、馴染ませるように広げながら全身のコリを取っていただきました。とても気持ち良かったです。

れちゃ

ちゃろは人生初スパで夜に揉み返しで苦しんでいました…

ちゃろ

ご心配をおかけしました…

さいごに

ヤツレリゾート&スパ(Yatule Resort & Spa)はスタッフが本当にフレンドリーで居心地がとても良く、田舎の家に滞在しているようなのんびりした素晴らしいところです。最終日前夜には、バレーボールで対戦したオーストラリア人ファミリーと一緒にお酒を飲みながら、星空の下で談笑する経験もでき素敵な交流も経験できました。価格が高いわけでもないので、価格と環境全てがバランス取れたリゾートです。トリップアドバイザーで賞を受けるのにも納得です。

フィジーのコスパについて

私たちは今回、STW(エス・ティー・ワールド)という旅行会社を利用して旅行を組み立てていきましたが、ホテル3泊と往復送迎込みの総額で17万円を切っていました。また、フィジーエアウェイズは公式で定期的にプロモーション価格を出していることがありますが、通常期でもとても安く予約することが可能です。

物価は日本と殆ど変わらず、ホテルの値段もクオリティに対して安くとても17万円とは思えない旅程を組むことができました。利用した航空会社は別記事で紹介しています。

なお、6月のフィジーはベストシーズンの一つとされていますが、オーストラリアのホリデーシーズンに重なります。飛行機が空いていてもリゾートホテルが混んでいることが考えられますので、3ヶ月前には旅程を決めておくことを強くお勧めします。

フィジー旅行について

フィジーに関する旅行情報は同ブログで他にも紹介しています。
お時間がありましたら是非併せてご覧ください。

併せてYoutubeチャンネルでもフィジー情報をご紹介していますので、ご視聴いただけると嬉しいです。

今回、ご紹介したヤツレリゾート&スパを上空からドローンを用いて撮った映像です。

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この記事を書いた人 | Written by

元旅行会社に勤めていた飛行機好きの"ちゃろ"です。
様々な旅行を通して本当に良かったものや実際に体験してきたものを思い出として残していこうという想いでブログを立ち上げました。私自身の備忘録としてはもちろんですが、これらの情報が皆様の旅の助けになればと考え公開しています。一般家庭の旅好き20代です。高級感あふれる内容ばかりではないため、皆様と親近感を持って多くの魅力が伝えられると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

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